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「電動キックボードで男性死亡」事件

電動キックボードで初の死亡事故

「今月25日、東京都内で、電動キックボードに乗っていた男性(52歳)が転倒して頭部を打って死亡」という事故がいまだ記憶に新しい所です。(2022年9月25日)
中央区のマンションの駐車場で、電動キックボードに乗っていたものの、車止めに当たった時、前に倒れて、頭を地面に投打して死亡した。その時ヘルメットはしておらず、飲酒状態でもあったと言います。

《道交法上、「原付バイク」なので、ヘルメット着用であるにもかかわらず、最高時速15㎞以下なら農耕トラクターと同じ扱いで、ヘルメットは任意となっている。》と言うのが、直接のノーヘルの要因となっていると各所で説明しています。
この乗り物、ずっと以前から、未来構想の1つにも挙げられているわけですが、手軽さ・面白さが、人の興味対象になっているようです。
しかし、自転車や一般の原付バイク事故にもみられるように、車道上でなくても、多くの事故は何度も起きているわけです。ただそれが、その内の多くは、ニュースとして世間に出てこないだけがほとんどでしょう。


本来「乗り物」と言うのは、事故時には、転倒と言わないまでも、体を守る点において、飛行機・船・列車・バス・自動車以外においては、「未防備」であるのが現実です。
それが当たり前として通っているのであり、そのような乗り物にもヘルメット装備など不要であるのが当然だろう、という意識でしかないでしょう。
其れと同じく、自転車やこの電動キックボード、農耕トラクターでも、低速であるので不要と言う常識と、法律上の任意性にあるために、今回のような使用者の気持ちの上に現れてくるものでしょう。
実際のところ、農耕トラクター・近場だけで乗り回すママチャリに乗っている大人たちが、ヘルメットの絶対性を考えるほどの危険性を感じ得る度は、低いでしょう。


ましてや、電動キックボードと言えば、周囲の関心を惹きますし、惹きたくなりもするのでしょう。「面白半分だけで、乗り物を考える」点自体が無防備と言うものです。
よく言われるように、生活するうえでは、何処に事件事故が起きるかわからないものです。どのような事にも気を付けていても、其れこそ、「一寸先は闇」なわけですから、この事を肝に銘じていなければなりません。
「これくらいどうってこともない」と言う様iに、安易に考えない事です。


2023.4 外国でも、事故が相次いでいるようです

自転車のヘルメット着用の努力義務化にあっても着用率について、警視庁調べでは、今年2月3月時が4%だといいます。自転車でさえそのくらいの意識しかないのに、この電動キックボードの危険性が日本でも、今後益々事件としてニュースで問われることが目に浮かびます。
ニュースによると、フランス・カナダ・スペインなどでも禁止されているようです。パリでは、去年(2022年)、スピードの出しすぎ・危険な乗り方などで3人死亡という事件も起きていると。
今年(2023)7月1日から施行される改正道交法では、この電動キックボードが一定条件を満たした電動キックボードは免許不要となるようですが、諸外国においての現状を見れば、逆方向に沿う感じがします。

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